サーパスは、「子どもが子どもらしく、自由に表現できる場」だ。
そのような場で、子どもたちの成長に日々携わる先生たちの役に立てるなら、
その成長をいっしょに見守れるなら、どんなことでも喜んでやりたいと思う。
だから、私はサーパスで働けることが嬉しいし、サーパスが好きなのだと思う。
アルバイトという立場で関わるようになると、
先生たちが一人一人の生徒のことを、
どれだけよく観察して、考えて接しているのかを知ることができ、
サーパスのことがもっと好きになった。
先生たちは、アルバイトの私たちに、毎回何度も「ありがとう」と言ってくれる。
アルバイトというお金や時間のやりとりを越えた、深い関係性があるからこそ、
自然と一生懸命になれて、力になりたいと思えるのだろう。
10年前に私がサーパスに出会ってから、その関係性はどう育まれてきたのか、
改めて考えてみた。
サーパスにはいつも活気がある。
「うれしい」も「楽しい」も「悔しい」も「悲しい」も…。
素直な感情を、子どもらしく表現できる。
やんちゃな子も、おとなしい子も色々いるけれど、
それぞれがそのわんぱくさを、穏やかさを、安心して表現できているのかなと思う。
そんな一人一人が尊重される空間で、
“居ても良いんだ”と思えて、安心して過ごせると、
少しずつ探索し、挑戦していけるようになるのではないかと考えた。
隣についてずっと励ましていないと問題を解けなかった子たちが、
気づいたら1人で集中して演習問題を進められるようになっていて、
その成長を初めて目にしたときは、とても尊く感じた。
学力が上がるだけでなく、自信がついて、勉強に対するハードルが下がることは、
きっと将来の可能性を広げることに繋がっていると思う。
中学受験という共通の目標や、目に見える結果はあるかもしれないけれど、
あとから振り返ったときに、あのとき頑張ってよかったなとか、
自分に向き合って一生懸命に勉強していた時間って尊いものだったんだな…
と思えたら、その後もやりたいことや目標に向かって進んでいく、
原動力になるのではないかと考えた。
子どもたちがみんな幸せになってほしいし、みんな笑顔で大人になってほしい、
というのは常日頃の想いだが、
子どものころに大事にされた経験が根底にあると、
その先もし逆境を経験しても、立ち直っていけるのだろうなと思う。
サーパスという、家でも学校でもない第三の場所で、
他校の子や先生たちとの、ななめの関係ができる。
そこで経験する、この日々が支えになって、
これから先もその子らしく過ごしていてくれたらいいな…と思う。
私も、そんな関係性のなかの1人として、
これからも成長を見守り、応援していきたいと改めて思った。