想像力って素敵

今日はクリスマスイブ。
サンタが来てくれるかどうか、楽しみにしている子、または不安な子もいると思う。

そして、この時期になると、高確率で話題になるのは、
「サンタさんはいるのかいないのか」論争である。
どんな論争が起きるかは、おそらく皆さん経験したことがあると思うので、
この場で詳細を活字にする気はないが、サンタを信じている人よりも、
「サンタはいないよ」なんてことをわざわざ言う人の方が、よっぽど子どもだと思う。
特に、その存在を信じている子の前で、
あるいは、そう信じている子がいるかもしれない集団の中で、
先のような言葉を発してしまうのは幼いと思う。
言葉を選ばずに言うなら、つまらないと思う。

 

人が大切にしているモノ、上の場合は大切にしている気持ちだと思うけれど、
それを踏みにじるような行為だと思う。
様々な情報、それこそ聞きたくないような情報さえもが勝手に耳に入ってきて、
疑いつつ、ちょっと不安になりつつ、でも大事にしている気持ちがあるのだ。
夢の国や、ゆるキャラ祭りみたいなところに行って、
その正体を突き止めようとすることがあるわけないように、
そのフワフワした状態を、そのまま楽しめばいいだけなのだ。

 

昔の教え子で、キティちゃんが大好きな子がいた。
その子が「キティちゃんには表情がある。」「ときによって表情を変える」
と言っていたが、この発言を論理的に否定することに価値は無い。
むしろ、僕にはその表情を読み取るだけの感受性が足りていない、
そう思った方がいいとさえ思っている。

 

僕は、サンタはいると思っている。
というか、いると信じている子にサンタはずっといるのだと思う。