9期生 Aさん

コロナ禍での受験は本当に疲れました。
気分転換もままならず、神経質に毎日を乗り越えていくばかりで、
子供の受験に十分に向き合えてなかったのではないかと振り返ってしまいます。

娘の入塾は2学年上の息子がお世話になっていたことから決めましたが、
カタカナさえきちんと書けず、計算も遅いのでついていけるか心配でした。
しかし入塾すると、学校の勉強よりおもしろいと言って楽しそうに通い始めました。

地元の中学校に不安があったので、選択肢を増やすためにと考えた中学受験でした。
具体的に受験させたい学校もなく、近くに受験を考えているお友達もいない。
息子の時と同様にサーパスの先生のプラン通りに進めました。
初回の面談でこの学校は雰囲気もあっていて大丈夫と薦めていただいた学校が、
入試一か月前までの第一志望になりました。
その学校に合格するためには、この学校の問題が解けるようになると良い
と、ランクの上の学校の名前が出ていましたが、
当時完全に圏外でしたので、見学や学園祭に行くこともありませんでした。

6年生になって、その学校を意識し始めた時には、緊急事態宣言発令中で、
オンライン学校見学で生徒さん不在の学校の様子を見ることしかできませんでしたが、
学校がとにかくきれいなこと、サーパスの先生からの情報に魅力を感じました。
また休校中のオンライン授業など、
第一志望の学校に比べて対応が速かったことも決め手となりました。

しかし娘は反抗期真っ只中、そして初めに決めた学校をとても気に入っていたので、
学校の前までちょっと行ってみようと誘っても、
行く気がないからと聞く耳を持ってくれません。
それが急に興味を持つきっかけになったのが12月の激励会です。
そのきっかけが制服のリボンだったとしても、開催が中止されていたら、
そんなことも目に入らず頑なに拒否し続けていたかと思います。

受験当日は父親が同行予定でしたが、反抗的な態度とは裏腹に私にもついてきて欲しい
と素直に言ってきたのでこれは不安なんだなと出勤前に一緒に行きました。
受験当日がはじめて学校に来た日になってしまいました。
到着して並んでいる受験生の列を目の当たりにした娘は完全に顔がこわばり、
「中学受験の第一志望合格率は3割…。」
などネガティブなことをつぶやき始めたので、
私がまた見当違いなことを言うと大変だと思い、
塾の先生に電話をするようにすすめたのですが、
とにかく私の言うことは全て断固拒否状態。
頑張ってねと会場に入る娘に声をかけるも、うるさいと怒られ、
これはもう完全についてきたのが裏目に出てしまい、終わったとしか思えませんでした。

私はどんよりした状態のまま二日目を迎えましたが、
本人は一日目の午後受験の前にサーパスに行ってから
気持ちが明らかに切り替わっている様子で、穏やかに試験に臨めたようです。
あんなに緊張していた第一志望の学校はあきらめていましたが合格。
足が震えていてもネガティブな感情に襲われても、
いつも通り問題を解くことができたのは
思いがけないことではなくて毎日の積み重ねの結果だと思います。

サーパスの先生方には志望校に合格するための指導だけでなく、
勉強に対する苦手意識を変えていただいたこと心から感謝しております。