模試の位置づけと、社会・理科について(25日の補足も兼ねて)

サーパスって「社会や理科についてはどうなの?」という声がありましたので、

そのデータも少しだけお話しいたします。

5年生の冬の首都圏模試では、社会と理科の平均偏差値は共に47でした。

(25日のブログにも載せましたが、上のクラスはもう首都圏模試を受けていません。

また、転塾してきてくれた子たちが多かった時期でもあります。)

しかし今では、2番目のクラスでも社会は52.5と上がってきましたし、

理科は秋以降54と安定しています。

と、データを提示しておきながら、サーパスは模試をそこまで重視していません。

もちろん模試の成績も悪いよりは良い方が精神安定上いいでしょうが、

来年の2月に模試を受けに行くわけではないからです。

しかしそれでも、世間一般にいまだ根強く、

「模試こそが一番客観的なデータとして信頼に足る。」

という考え方があるように思います。

ただ残念ながらこの点に関しては中学受験は少し特殊です。

大学受験とはかなり違います。

というのは、塾によっては通常授業のカリキュラム自体が、

それぞれの模試に合わせて作られていることさえあるからです。

また、サーパスのような3大模試のどことも提携していないような塾であっても、

模試のための授業(対策)をしたとすれば、しただけの結果を出すことが可能です。

しかしそこで見た目上の安心を得ることの弊害は案外大きいと言えます。

「一番客観的なデータ」と信じているがゆえに、見落としてしまうことがあるのです。

繰り返しになってしまいますが、サーパスは模試をそこまで重視していません。

それでも基本的な力は模試である程度はかれます。

悪いよりは良い方が…とも思いますので、

少なくとも偏差値で言えば55くらいは、

塾生の全員が特別な(模試)対策をしなくても取れるような、

そんな下地を作りたいと考えています。