12期生 Eさん

我が家の『中学受験』や『サーパス』との出会いは、
びっくりするくらい偶然でした。
小3の秋頃、あまり自己主張をしてこなかった息子が
「塾に行きたい!」と突然話してきたのです。
『中学受験』という言葉すら知らない私は、「なぜ塾へ?」と思いながらも、
「お友達が塾に行ってる!ぼくも行ってみたい!」
と何度も言う息子の気持ちが嬉しくて、そこから塾探しがスタートしました。

しかし、大手塾から資料請求すれば、すぐにTELやDMの嵐…
怖くなってしまった私は塾探しを辞めようとしていました。
そんな時、下の子の通院の帰り道、
何やらスーツ姿で長髪の男性が交差点で小学生の交通誘導をされていました。
その小学生は大きなリュックを背負い、足取り軽く階段を登っていきます。
その先には、大柄な笑顔の男性…(笑)
『塾』『サーパス』
こんなところにも塾があったんだ。ご縁かもしれない…と思いました。

 

その日から、ゆっくりゆっくり、我が家の中学受験への道が始まりました。
夫婦ともに中学受験の経験が無いため、未知の世界すぎて、
正直思い悩むこともたくさんありました。親の方が苦しくなることもありました。
その度、自分自身の子育て感や、我が家としての幸福感や家族観、
たくさん考えてきました。
この経験も、中学受験の道を選んだからこそ、
振り返り、見直すことが出来たと思っています。

 

学年が上がるにつれ、課題や学習する内容も増え、難しくなっていきました。
それでも息子は、息子なりのペースで一つ一つと、
出来ることを増やしていったと思います。
日に日に、塾にも先生方にも慣れ、
先生方からの温かくおもしろさもいっぱいの愛と厳しさを受けながら、
お友達と『切磋琢磨するってこういうこと?』という体験を積み重ねていました。
今だから思えるのかもしれませんが、息子と一緒に合格まで進んできた道のりは、
本当に一つ一つが幸せでした。
隣で音読を聞かせてもらえたこと、
社会で高得点が取れた時の表情。
塾弁をいつもキレイに食べてきてくれたこと、
「お腹空いた~!!」と、21時過ぎでも元気に言ってくれたこと…
たくさんのことを学ばせてくれた中学受験。
子育ての丁度半分くらいの時期に、子どもについて真剣に考える機会を頂けたことは、
これからの力にしかならないと思うくらい、深いものを感じています。

そして何よりも、サーパスとの出会いは、私たちの財産です。
子どものことを初めて相談できたのも、サーパスの先生方だったからだと思っています。
子どもたちの『今』と『これから』に寄り添い、
保護者のまとまらない想いや感情を受け止め、そして背中を押してくださいました。

 

受験も終わり、通塾も無くなりますが、加瀬先生がおっしゃってくださった
「私たちはいつでもここにいます。駆け込み寺です」
その言葉にずっとずっと支えられ、息子も私も前へ進んでいくと思います。
いつの日か、息子が、私や家族に相談できないことを、
サーパスの先生方にポロっと相談に行くような日が来たらいいな…
と密かに願っています。
本当に、これまで寄り添ってくださいまして、ありがとうございました。