いつだったか、激励会で卒業生が語ってくれた話。

その子は、望んだ結果を受験で得られなかった。
そしてその子は、中学入学後も、自信や誇りを持てずにいるように見えた。
だから、塾を卒業した後も、ずっと気になっていた子だった。

その子が激励会でこんなことを話してくれた。

「今思えば、あの頃は勉強をやらされていた。
何のためにやっているか、よくわからなかった。
親に言われるからやっていた。
だけど、やっとわかるようになった。
今は、あの時、親や先生が言っていたことがわかって、
親にも先生にも感謝している。
みんなは、人に言われてやらされる勉強じゃなくて、自分からやれるといいと思う。」

受験生を激励する話かどうかはさておき、個人的にはジンときた。
その子が受け入れて乗り越えたものを垣間見たような気がした。

激励会は受験生にとって大切な会であるだけでなく、
卒業生にとっても、人生を振り返る節目になっているのかな。