1週間で100問

「来週までにこの問題を解いてきてね。」と、100問の課題を渡されたとします。

「期限は一週間も先だから、今日はまだやらなくていいや!」
と、すぐに課題に着手しないでいると、
いつの間にか期限直前だった!ということになりかねません。
(今日だけ手を付けて、翌日からやらないタイプもいますが、それも同様です。)
こういうタイプがよろしくないのは、誰の目にも明らかだと思いますが、
オススメしないタイプは、他にもあります。

それは、100問を6日ないし7日で割って、
「1日あたり16、7問ずつ解くと終わるぞ!」
という予定をたてて進めていこうとするタイプです。

きちんと計画通り進めていければ、1週間後の期日に問題なく間に合うのに、
オススメしないのはなぜでしょう?

まず、2つ理由があります。
1、途中でどうしても予定通りにできない(風邪をひいたなど)日があった時に、
課題を終わらせられない。
2、課題を終わらせることができたとしても、
間違えた問題などの解き直しや復習をやれる日が残っていない。

課題を(形式上)終わらせることが重要なのではなくて、
その課題を通して力を着けることが重要です。
ですから、100問の課題を例えば4日で終わらせて、
残り3日は復習にあてた方が、力になると思います。

また、この1週間でその100問しか課題が出ないのならいいのですが、
ある日、ある教科で100問の課題が出て、
数日後には、別の教科から違う課題が出るかもしれません。
やはり課題は早め早めに終わらせておいた方がいいです。

さらに、人それぞれ、弱点補強など、
やりたいこと、やらなければいけないことがあるはずです。
その時間を捻出するためには、(人から)出された課題なんぞは、
さっさと片付けてしまった方が得策です。

そして最後に、これは勉強のリズムがうまくできている子へのアドバイスですが、
冒頭の課題を復習まで含めて、例えば5日で終わらせられたとすると、
その子には、ボーナスとして次の課題をあげられます。

「え!課題が増えるの!?(ヤダ!)」
と思う子にとっては、全くありがたくない話かもしれませんが(笑)、
受験勉強はやったもん勝ちです。