棋士の羽生善治さんが、こうおっしゃった。
「何かに挑戦したら確実に報われるのであれば、誰でも必ず挑戦するだろう。
報われないかもしれないところで、同じ情熱、気力、モチベーションをもって
継続しているのは非常に大変なことであり、私は、それこそが才能だと思っている。」
小さい頃から、勉強が好き、本を読むのが好き、図鑑を見るのが好き…
特に対策をしていないように見えても、テストを受けるとなぜか高得点…
こういうタイプ、身近に一人や二人いたでしょう?
もちろん、こういうタイプだって、勝手にそうなったわけではないと思います。
親御さんの働きかけであったり、もしかしたら無意識レベルでの環境作りであったりが、
うまく作用してのことだと思いますし、
それにプラスして、自分自身、頑張っているとは思っていなかったかもしれませんが、
積み重ねたものも絶対にあったはずです。そしてこれは、
報われるために積み重ねたものではなかったのではないかと思います。
まさに、才能という言葉のイメージにぴったりでしょうか。
一方で、勉強はそんなに好きじゃない、本は漫画しか読まない、図鑑?ポケモンの??
のようなタイプも、たくさんいます。
テストに向けて対策を取っても、なかなか得点に結びつかないタイプもいますね。
こういうときに、「才能がない」と思ってしまいがちじゃないですか?
でも、こういうタイプだって勉強はします(させられます)。
受験だってするかもしれません。
第一志望、憧れの学校に合格できないと不安に思うこともあるかもしれませんね。
また「才能がない」からだと思うかもしれません。
だけど、羽生さんは言うのです。
「何かに挑戦したら確実に報われるのであれば、誰でも必ず挑戦するだろう。
報われないかもしれないところで、同じ情熱、気力、モチベーションをもって
継続しているのは非常に大変なことであり、」
「私は、それこそが才能だと思っている。」と。