3年生の夏期体験授業と、秋から始まる授業の日程を公開しました。

答え合わせも聞けない子

先生が答えを言い終わった後に、
「で、問1の答えって何ですか?」と聞くような生徒は、
このままでは間違いなく伸びない。

答え合わせのタイミングで気を抜いていたという緊張感の無さがまず問題である。
また、答えだけが大事なのではなく、答えに至る過程こそが大事なのに、
その説明を聞いておらず、自分の答えが〇か×かだけを気にしているのだとすれば、
その姿勢も、伸びていかないことを示しているといえる。

たまたま今回だけ聞き逃したなら、まぁいい。そういうこともある。
でももし、そういうことが何度も続くような子なら、さてどうすべきか。
先生の対応は何通りかある。

「ウだよ。」と、その場でもう一度教えてあげるのが、一番短時間で済む。
真面目に授業に参加していた他の生徒に迷惑がかかることも少ない。
だが、きっとこの子はその後も何も変わらず、
「問1の答えって何ですか?」と聞くだろう。
また、聞き逃しても後から聞けばいいという間違った姿勢が、
そのクラスに経験値として残ってしまう。
そのクラスの空気が緩いものとなる。

「もう答え言ったよ?なんで聞いてなかったの?」のように注意をすれば、
その時間、他の生徒の時間が奪われる。
聞いていないと、こうやって叱られるんだなということで、
他の生徒が、より緊張感をもって授業に臨むという効果はあるかもしれないが、
毎回のようにこんな注意をしていたら、時間がいくらあっても足りないし、
真面目にやっている子が損をする。

無視する。
ひどい!と思われるかもしれないが、多くの塾でこの手法は取られている。
無視されたその子は傷つくが、そのクラスの空気は乱されずに済む。

授業後の質問で対応する。
答えを再度教えてあげることは大した手間ではないし、
他の子にも迷惑はかからないが、これをいつまでも許すと、この子は伸びない。
その時に(他の生徒のいないところで)叱れば、まだ親切ではあるが、
残念ながら、叱られている価値がわかる子でないと、叱る価値は出ない。
なぜ叱られているのかわからず、条件反射のように涙するだけの子や、
叱られていることに対して不満を持つような子には、叱ったところで効果はない。
そして、こんなことを言ったら元も子もないが、
答え合わせ(話)を聞けないのだから、叱ったその言葉も聞けない可能性は高い。

話を聞かない(聞けない)ことが、どれだけ損になるかを、
いつもと違った角度から書いてみた。
(では、話を聞けない子はどうしたらいいか?については、別ブログで書こうと思う。)