3年生の授業は、後半戦に入りました。

素直に真似をした人の方が、自由で個性的に。

夏期講習に入る前、「勉強できるようになりたいなら…」という話をした。

まず、「なりたい!」と、当人が思ってくれるように。
そして、それを実際の行動に移す際には、とにかく先生の真似をするように!
と、続けたのだが、『言うは易く、行わせるは難し』である。

例えば、先生は漢字で板書したのに、
ノートに写す時に勝手にひらがなにする子がいる。注意をすると、
「わかってるからいいじゃん!」「漢字で書くと時間がかかっちゃうんだもん!」
と、堂々と自己主張する。

ひらがなでおぼえて欲しいなら、先生もひらがなで板書する。
漢字で板書するのは、格好つけているのでも、大人としての振る舞いでもなく、
漢字でおぼえて欲しいという意図があってのことである。

だが、勉強が苦手な子や、得意になっていかない子に限って、
こういう細かいことを疎かにする。どうでもいいことと切り捨てる。

もちろん、勉強がどうにも嫌いで、心底「やりたくない!」と思っている子や、
すでに、勉強を理由に十分すぎるほど傷ついてしまった子が、
ノートを前向きに写せないのはわかる。
だが、「勉強できるようになりたい!」と、表明する子の中にも、
こういう子がたくさんいる。
むしろ中学受験の塾には、この後者の方が圧倒的に多い。
(心底勉強嫌いの子は、あまり中学受験をしないため)

 

算数や数学は、解き方がたくさんあるのに1つの答えに行きつくのが楽しい
と言う人がいる。
式の書き方や図の書き方まで決められるなんて、納得いかない!
答えが出たからいいじゃないか!と、言いたい気持ちもわかる。
ちょっと大げさに言うなら、そんな型にはめられたくない!気分もわかる。

そんな人に、歌舞伎役者であり、俳優でもあった中村勘三郎さんの名言を紹介したい。

『これまで「型破り」なことをたくさんやってきたけれど、
それは型があったからできたこと。
過去から学ばずに新しいことをやるのは、「型なし」っていう。』