年内の3年生の授業は終了しました。次の授業は、1月12日(土)です。

大人がまず信じないと

先日、6年生のお母様から
「音読って本当に効果がありますね」と言われました。
そうなんです!とっても効果があるんです!
ところが、効果があると実感できるまでに時間がかかるからか、
なかなか継続してやってもらえません。

いわゆる国語の得意な子であっても、
「声を出して読むなんて…」と、やらない子がいるくらいですから、
苦手な子はもっとやっていない可能性があります。

なんでこんなにやれないのでしょう?

他のことが忙しくて時間が取れないから?疲れて寝てしまうから?
めんどくさいから…?どうせテストのときは声を出して読んではいけないから?

まぁ、色々言い分はあると思いますが(苦笑)、
そこ(音読)に本当に価値を見出していたら、
こんなことは言わないように思います。

そう考えると、音読を継続してやれない理由は、
効果を実感できるまで時間がかかるからではなく、
他に理由があるように思えます。

「子どものとき(あるいは受験期)に音読をやっていましたか?」
と大人に質問したら、「したことがない」と答える人が多いかもしれません。
「国語の勉強って何やったかな?」「特にやったことない!」「漢字くらい?」
と答える人もいるかもしれませんし、せいぜい「出口式の参考書やった!」
と答える人がいるくらいかもしれません。

自分が子どもの頃にやった勉強であれば、
その効果について知っているので、やるべきかそうでないかを判断できますが、
勉強らしい勉強を国語という教科でやったことがなかったり、
まして音読については、全くやったことがなかったりするので、
音読は「先生に言われたから、まぁ形だけやらせておくか」
程度の指示になり、いざ国語を本格的に勉強させるときになって、
ついつい問題を多く解かせようとするのではないかと思います。
と、音読の話をしてきましたが、本当は音読の話をしたかったわけではありません。
要は、大人が絶対に価値のあるものだと確信しているものであれば、
子どもがそれをやれる可能性は高いように思うということです。

大人が信じていないものを、子どもだけにやらせることは難しく、
大人がやらないことを、言葉かけだけで子どもにやらせることも難しいと思います。

家庭教師をしていたときの話ですが、とあるご家庭にお邪魔した初日に
その生徒が伸びない理由がわかったことがあります。
「この程度のテキスト(予習シリーズ)、大人なら2時間もあればできますよね」
「この程度のことをできるようにさせられない塾って…」
と、ご両親の口からは、その子の通っている塾への感謝もリスペクトも全くなく、
そして「なんで私たちの子なのに、この程度のことができないのだろう?」
「もはや私たちには理解ができないので、どうにかしてもらえますか?」
ということを言われました。

半年間の指導で、ちょっとしか伸ばしてあげられませんでしたが、
「大丈夫!できるよ!」「できるようになるよ!」って信じてあげたら、
少しずつですけれど、できることが増えたんです。

そういうものだと思います。