突然ですが

ちょっと昔に話題になった開成中学の入試問題をご紹介します。
日本橋駅で降り、中央通りを日本橋の方に向かって歩いて行きました。(中略)
さらに行くと入り口に大きなライオンの像が置かれているデパートがありました。

問10 下線部について、そのデパートとして正しいものを一つ選びなさい。

ア 高島屋   イ 三越   ウ 東急   エ 松屋   オ 松坂屋

また、高校受験で国立のある学校が、東海道新幹線の停車駅を答えさせて、
さらにその駅周辺の地理・歴史についての問題を出題したことがありました。

こんなものは普通、塾でも学校でも
特別に取り上げて授業した範囲ではないと思います。
キリがなくて、対策のしようがない感じがします。

でも解ける人は解けます。もっと言うと受かる人は解けるわけです。
まぁこんな問題ばかりが出るわけではないので、
合否に関係するかどうかで言えば、関係ないとも言えるかもしれませんが、
こういったものも人間としての幅の1つであると思います。

ここで「じゃぁ、何を勉強したらいい?」なんて聞く子はナンセンスです。
さっきも言ったように、こんなものはキリがないのです。
だから何か(参考書の類)を使っておぼえようとするのではなくて、
新聞の小さな記事や、読みきりの特集、
あるいはニュースにちょっと出てきただけのものなんかに
自分のアンテナを反応させられるかどうかが鍵です。

「そんなのどうだっていいじゃん」「興味ないし」
と、今の自分の興味あること以外を無用の物と思う人には、
この話は通じないかもしれません。

でも、できる限り興味の幅を広げて欲しい。
そしてめんどくさがらずに調べたり、足を運んでみたりして欲しい。
そんな風に思っています。