なんだかんだいいもの

今年も入試が終わりました。

3日の時点で受験が終了した子も半数近くいましたし、

最後まで戦った子でも5日の受験で終わりましたから

今年は割と順調だった子が多かったと言えます。

その中で今年改めて感じたのは、

やはり人のやることには勢いも大事だなということです。

初日に合格を取って勢いに乗った子が、

ちょっと厳しいかもなという2日校に合格するとか、

3日に取った合格で勢いづいて、

一次で届かなかった第一志望に二次で届いたとか、

合格→合格ときて、本来の受験予定になかったチャレンジまでしてみたとか…。

1月の最後のブログで、テスト中でも成長できると書きました。

もしあのブログを読んだ後、テストの後も成長できるよね!と思った人は大正解です。

実際、この入試期間中に成長した人がたくさんいました。

勉強面の成長だけではなくて、人間的に大きくなった人もいました。

今まで自分を支えてくれていた人の存在に、ようやく気づけた人もいたかもしれません。

進学先が第一志望ではなかったとしても、

次に繋がる何かを手に入れられた人は、この受験が価値あるものだったと言えます。

サーパス生全ての受験が終わった5日の夕方。

相当な緊張感の中で過ごした毎日に、

小学生のみんなもお家の方々もお疲れだったろうと思いつつ、

そして自分もようやくホッと一息つけるなと思いつつ、

さっさと寝てしまえばいいのに

でもそこでなぜか、なんだかんだ楽しかったなぁと毎年思い出すのです。

卒業してからも遊びに来てくれる生徒がいるのはとても嬉しいことですが、

この6年生の時間を共に過ごすことは、もう二度とないのだなと思うと

寝るのがもったいないような、そんな気分になって、

この疲れとけだるさをもっと味わってしまいたくなるのです。

受験勉強がキツくて、途中で投げ出したくなったりサボったりした子も、

今ならちょっとはわかってくれるかもしれないですね。

一生懸命やるって、結構いいもんだったでしょ!