独り言

最高時速500km。東京―名古屋間を40分で走ると言えば、

リニア中央新幹線ですね。

10月からいよいよ着工開始で、2027年に開業予定だそうです。

リニア新幹線の仕組みは割愛しますが、それにしても40分とは…!

私の通勤時間よりも短い時間で東京から名古屋まで行けるなんて驚きです。

かつて横浜で万博(横浜博覧会)をやっていた時に乗ったことを思い出します。

まぁまだまだ課題も山積しているのですが、

経済効果として期待されているものは大きいようです。

外国人観光客の誘致という面でも一役かうでしょうし、

日本の高い技術力をアピールできれば

海外にリニア新幹線(やその技術)を輸出することもあるでしょう。

震災などで海岸沿いを走る東海道新幹線がストップした時の

ライフラインにもなるかもしれません。

一方で先週の土曜日は、

日経新聞の「春秋」も朝日新聞の「天声人語」も、

経済学者の宇沢弘文さんが86歳で死去したニュースを揃って取り上げていました。

それぞれの新聞社の立場が違うので、取り上げる題材も日々違いますし、

同じ題材を扱っても全く見地が違うことの方が多いので、

この日はなかなか珍しい日だったように思います。

この日の「天声人語」にこうありました。

『「日本の狭い国土を広く使うには電車の速度を半分に落とせ」

とも主張していたそうだ。

二つの地域を高速で結べば途中の地域はすたれてしまう。

遅くすれば途中駅も人が降りて栄え、つまりは広く使えると。

効率化の逆をいく発想である。』と。

立場や見方を変えることで、全く違った考え方ができるということの

いい例だと思います。

以上、独り言でした。