うまく休む

突然ですが、筋トレ(運動)すると筋肉痛になります。

これは筋肉疲労で筋線維が壊れているからです。

しかし、壊れた筋肉は適切な休養と栄養を摂れば、

壊れる前よりも強い筋線維を作ろうとするので、

筋トレ(運動)するとマッチョになっていくわけです。

この現象を超回復とよびます。

休養と栄養を適切にとった場合は筋トレの効果が目に見えて現れますが、

それらが不十分であった場合は逆効果となってしまい、

せっかく筋トレを積み重ねても

どんどん筋力が落ちてしまうということになってしまいます。

ひどい時にはオーバートレーニング症候群という慢性的な疲労状態になるそうです。

勉強が筋トレと同じと言ったら、少々乱暴なたとえになるかもしれませんが、

このことは勉強にも言えるのではないかと思うわけです。

この時期、過去問や模試、あるいはチェックテストなど、

多くの場面で実力を試されます。

その結果、全てがうまくいっている生徒はいいですが、

まだまだ結果がついてこない生徒は不安になります。

きっとお母さんもですね。

しかし、あれもやらなきゃこれもやらなきゃとなってみても、

どうせ時間は限られていますから、ある意味では不安になっても得はありません。

もちろん、何にも考えていなくて不安にも思わないような人は

危機意識が足りなさ過ぎて問題ですが、

だからといって不安だ不安だでは何も解決しません。

でもやっぱり不安なので、みんな多かれ少なかれ無理をしているのだと思います。

そしてもちろん、この時期だから無理はしなくちゃいけないのですが…

それでも、敢えて言いましょう。

「うまく休みなさい!」

例えば風邪をひいた状態でテストを受ければ、

まぁ普通は点数は取れません。

熱があれば頭は働かないでしょうし、何となくボォっとするだけでも

集中力は上がりません。

鼻が詰まっていても、鼻水ジュルジュルでも思考力は落ちるでしょう。

無理してテストを受けても、おそらくいい点数は取れません。

点数を取れないとまた凹みます。

そして体調が悪い中、また直しに時間を取られます。

テストだけではなく、風邪をひいているのに無理をして授業に出た結果、

治りが悪かったり長引いたり、1日無理をしたせいで3日寝込んだり…。

挙句、他の人に移したりでは困ります。

むしろ、そんなところで無理をするくらいなら、

違うところで無理して頑張って欲しいです。

手洗いうがいを毎日しっかりする!

栄養のあるものを好き嫌い無く食べる。

十分に寝る。

無駄に風邪をひくようなバカな真似はしない(笑)。

風邪を寄せ付けないくらいの気合いを入れる。

といったように。

規則正しく生活して睡眠時間は確保するように!とにかく、うまく休みなさい。