12月も後半に入り今年も残すところ○日…なんて時期に入ると、
いよいよ!というより、今までよりもさらにお母さんの心配が増してきます。
お母さんの心配がいよいよこれはマジな心配らしいと、
お母さんの言動を通して感じ取った子どもたちも、
急に心配になったり現実を直視できなくて目を逸らしたりしがちです。
僕らはこういう状況を(毎年あることなので)見慣れてしまっていますから、
これで動揺したり不安になったりはしませんが、
それでも過去の成功例と照らし合わせた時に、
ここにきて急に気持ちを揺られてしまうと結果が伴わないケースが多いので、
心配な気持ちもご不安もわかりますが、
どうか「揺られないでください!」とお願いすることになります。
昨年の10月のブログで一度(勝手に)紹介させていただいた、
『言葉の森』という国語専門塾がありますが、
その塾の代表の方が
「問題集を1種類に絞って5回繰り返してやる」
ことをお薦めされていました。
僕らも「復習しなさい。」と繰り返し言いますが、
さすがに5回復習して!とは言ったことがありませんでした。
しかも国語であればなおさら…。
一度やった問題をもう一度やらせるだけでも
「答えをおぼえてしまっている。」とか
「もっとたくさんの問題を練習させた方が…」と言われてしまうのですが、
しかし国語という教科であったとしても、そのくらい復習というのは大切なことなのです。
もちろん目移りしがちな時期であることはわかっています。
市販の問題集や受験雑誌を見て、あんな問題もこんな問題も…
これが出題されたら本当に解けるのだろうか???
と不安になる気持ちもわかります。
だからいまさら参考書を買い揃えてみたり、
○日で完成!なんてシリーズが売れたりもするのですが、
新しいものに飛びつくよりも
今持っているものを再度やり込んでいただいた方が結果を出せます。
ついつい「隣の芝は青く」見えます。
しかし自分たち(大人)が過去に何らかの受験をした時だって、
「もうやり残したことはない!」
という状態で受験できたことはないのではないかと思います。
また10年前20年前と比べても、はるかにたくさんの、
本当かどうかわからない情報が錯綜する時代になりました。
1月受験ひとつとっても、必要だと言う人もいれば必要ないと言う人もいます。
それにいちいち振り回されると何が正しいのかわからなくなります。
復習のうまい生徒がここからは一番伸びます。
やっていることが自分の血肉となるまで繰り返し繰り返し復習しましょう。