焦らず、じっくりと

6年生の面談を行わせていただいております。

毎年、夏期講習から始まった過去問のデータをお見せしつつ、

受験校のプランについてお話しさせていただいております。

毎年のことですが、この時期に行う過去問の結果はなかなか厳しいことが多いです。

初めて受けると単純に点数が取れない学校もありますし、

実際、まだ慣れさせていない問題も出てしまう場合も多いからです。

見据えているのは2月であって、この時期のテストではまだ難しい点もあります。

模試の為に授業をしているわけでもなく、

過去問の為に授業をしているわけではありませんから、

成果を感じられるものもあれば感じられないケースもあります。

今やるべきことをしっかりとやる。これが大切です。

改めて一週間のスケジュールを組むことも大切です。

その中に過去問の直し、質問をどれくらい組み込めるかは非常に大切です。

大人でもありえますが、まして子供ですから、

嫌なものやマイナスなイメージがついてしまったものに取り組むには

それなりの覚悟が必要です。

本当に受験に向き合えた生徒はそれが出来ますが、

そこに目を向けない生徒も出てしまいます。

解けた問題の多くは、もう大丈夫です。それはテスト本番でもきっと正解できます。

大切なのは解けなかった問題が、次に出題された時に正解できるかどうかです。

それが出来るようになるには形式上の直しではなく、

きちんと理解すること、くり返しの努力、そして悔しいと思う気持ち、

出来るようになりたいという気持ち、そして何よりも合格したい気持ちが

勉強にあらわれるかどうかです。

そして、もう一つのテーマが「よく読む」ことです。

絶対に間違えてはいけないという気持ちで、

どこまで我慢強く問題を読み切ることができるかは

国語に限らず一番大切な事です。

直しもまずはよく読む。それが合格への道の始まりです。

焦らず、じっくりと、自分と向き合って頑張ってください。