天体イベントラッシュ(その3)

4日の部分月食から息つく間も無く、6日には金星の日面通過というビッグイベントが控えています。

これを逃すと、次回は2117年。

大半の人にとって一生に一度のチャンスだと思います。

金環日食は300年後!と煽られていましたが、東京や横浜での話です。

お伝えしたとおり、日本に話を広げれば2030年の北海道ですので、見る機会がない訳ではありません。

観測日時は次の通りです。

6/6  7:10 〜13:47

天気があまり良くないようですが、観測できる時間は長いです。

きっと大丈夫でしょう!!

金星は惑星の一つです。

惑星といえば、スイキンチカモクドッテンカイでお馴染みですね。

これらの8つの星は太陽のまわりを公転しています。

今回の現象は、金星が太陽と地球の間に入りこんでくる現象です。

日食を想像してもらえればイメージしやすいかな?

ただし、見た目の大きさが全然違います。

さて、ここで問題です。

金星と月ではどちらが大きいでしょう?

正解は、金星です。

金星は月の4倍くらいの大きさがあります。

太陽をすっぽり隠すより月よりも大きな金星が通過するとなると、

真っ暗になってしまうように考えられます。

しかし、忘れてはいけないのが地球との距離。

月よりも100倍ほど遠くにあるので、

地球から見ると、月よりもずっと小さく見えてしまいます。

そのため、実際に見える金星の様子は小さく、地味なもんです(笑)

金環日食や皆既月食を想像していると、とてもがっかりするかもしれません。

今回は太陽の観察になります。観察時は太陽メガネをおわすれなく!