ワールドカップ最終予選

今度の日曜日からサッカーワールドカップのアジア最終予選が始まります。
初戦、日本代表はホーム(埼玉スタジアム)で、オマーンと対戦です。
いやぁ楽しみです。
しかもほとんど同時にEuro(ヨーロッパの国々の1位を決める大会)も開催されるので、
サッカー好きにはたまらない6月です。また睡眠時間が削られます(笑)。

さて、好きな選手、監督、戦術…人によって色々あると思いますが、
僕は今のザックジャパンと、数年前のオシムジャパンが好きです。
そこには監督が推し進めるサッカーのスタイル、考え方、規律
といったものがあるからです。

2006年のワールドカップの時は、ジーコジャパンでした。
歴代最強との呼び声高い華のある選手が揃い、
監督も超有名なスーパースターのジーコですから、
うまくいった時のサッカーはアイデアがあふれていて本当に楽しいものでした。

しかしこのチームは、うまくいかない時にはとても残念なものでした。
同じ2006年にはWBCという野球の世界一を決める大会がありましたが、
日本代表(野球)選手が口々に(当時の代表監督は王監督)
「監督を胴上げしたい。」と言っていたのに対し、
サッカーの代表選手の中には、試合後にテレビの前で
ジーコ監督の批判をする人たちがいました。

もちろんジーコに監督としての力量が不足していたのは明らかですが、
チーム内の不協和音が外まで伝わってくるようでは結果は知れます。
監督を胴上げしたい!というような気持ちの強さはそこにはありませんでした。

『誰かのために!』という気持ちは、時として「自分のために」頑張るよりも
強い力を生むと思います。そういった気持ちがなく、
誰かを批判したり非難したりしている姿ばかりが伝わってくるのは残念なことでした。

そして、野球は優勝で世界一。
サッカーはグループリーグ敗退(0勝2敗1分)という結果でした。
そのジーコの後を引き受けたのが、オシム監督です。

今日のブログは最後にオシム氏の言葉を載せてしめようと思います。

「成功は必ずしも約束されていないが、成長は約束されている。」
「練習でできなかったことがゲームで出来るようになるはずがない。
人生も同じ。日々の生活でのことが重要なときに必ず出てしまうもの!」

「夢ばかり見て後で現実に打ちのめされるより、現実を見据え、
現実を徐々に良くしていくことを考えるべきだろう?」

「やることをやってもし負けるのなら、胸を張って帰れるはずだ。」

「限界には、限界はありません。限界の定義は何だと思いますか。
限界は個々の選手の目標で、限界を超えれば、次の限界が生まれるのです。」